スピルリナ、クロレラ、ユーグレナ、そしてUmamoなど、少しずつ藻が世の中に知られてくるようになりました。藻は野菜と一緒で、育つ環境が異なれば、それぞれ含んでいる栄養素も大きく異なります。しかしながら、共通して言えることもあります。まずは、植物性であること。これは宗教やライフスタイル問わず、安心して食べれる食材であることを意味します。そして栄養の宝庫であること。藻は最も原始的な植物であり、酸素やDHAを初めとした、他の生命が地球上で暮らすのに不可欠な栄養素をとても多く生産します。
だからこそ、より健康的なライフスタイルを目指したい、そう思った時は、藻の力を取り入れてみるのはいかがでしょうか?例えばUmamoは、全食材の中でも、最高濃度のDHAを含む食材です。なので、魚が不足しがちなプラントベースライフスタイルの皆様には、特におすすめの藻といえます。
プラントベースのライフスタイルは、野菜中心に食生活を組み立てるライフスタイルであり、健康的な生き方として世界中で広がっています。ダイエットや、血圧上昇の抑制、心臓病予防など種々の現代病に効果的であると医学的にも示唆されております※1。なにより、野菜を中心に食生活を組み立てることがヘルシーなのは、わたしたち日本人の感覚ともよくマッチするところです。
正確な数字には議論がありますが、アメリカでは約10百万人が、プラントベースのライフスタイルをより突き詰めたヴィーガンを実践しており、10年前と比べてその数は6倍にも増えています。2021年には、プラントベースのオンラインストアが前年比で2倍近くも増加し、「category of the year」に選ばれたことから、世界中でより健康なライフスタイルを求める声がより強くなっていることが伺えます※2。
そんな健康的なプラントベースのライフスタイルですが、実はそれでも摂取しづらい7つの栄養素があります。ビタミンD、ビタミンB12、長鎖脂肪酸オメガ3(=EPA, DHA)、鉄、カルシウム、亜鉛、ヨウ素です※3。ここで是非、皆様に知って欲しいのは、それらの栄養素は藻を使えば簡単に補うことができるということ。例えば、一般的に肉などから摂取できるビタミンB12ですが、実はスピルリナやクロレラには、肉以上に豊富に含まれていることがわかっています。長鎖脂肪酸オメガ3であるDHAは、通常は魚からしか摂取できない栄養素ですが、Umamoは魚以上にDHAが豊富です。
さて、そんなプラントベースのライフスタイルで不足しがちなオメガ3ですが、実はあまり正しく理解されていません。オメガ3脂肪酸は、総じて健康な血液や脳に必要な栄養素と言われています。しかし、オメガ3の中にも種類があることは、皆様ご存知でしょうか?
よく知られているオメガ3として、αリノレン酸、EPA、DHAがあります。それぞれ簡単に違いを説明すると、以下のようになります。
● αリノレン酸 : アマニやエゴマの油に含まれる成分で、プラントベースのライフスタイルでも摂取可能です
● EPA : 魚の油に含まれる成分で、プラントベースのライフスタイルだと極めて摂取が難しい成分です
● DHA : 魚の油に含まれる成分で、プラントベースのライフスタイルだと極めて摂取が難しい成分です
この中でも“必須”脂肪酸オメガ3といわれるのは、αリノレン酸のみで、DHAやEPAはこのαリノレン酸から生合成されるため、厳密な意味では必須とは言われていません。しかしながら、このαリノレン酸は、体内でDHAへと変換されて蓄積されますが、この変換効率が低く、多くても10%程度と言われています。だからこそ、魚の油に含まれるオメガ3であるDHAを直接摂る方が、からだに必要なオメガ3を効率良く摂取できると考えられています。
Umamoは、そんなDHAを魚の10倍以上含む藻です。1gに100mg以上含有するので、DHAを効率よく補って、プラントベースのライフスタイルをよりヘルシーなものへとアップグレードできます。UmamoにはDHA以外にも、まだまだ面白い特色がありますが、それはまた別コラムでご紹介させて頂きます。
参考
※1 MD Anderson Cancer Center/ Nov, 2019
※2 Vegan and Plant-Based Diet Statistics for 2023 JANUARY 9, 2023 by LACEY BOURASSA
※3 Healthline.com Article October 15, 2019